平和党綱領

紀元2666年9月1日

 冷戦構造終焉、バブル崩壊後はスローガンでしか語れない政党ばかりとなってしまい、 あらゆる政党は解決方法を見出せないでいる。これらの根本的解決は資本主義からの脱却 であり、国家支配からの脱却である。政治、経済、社会の中で誰もが当惑し、途方にくれ ている中、新たなる世界観、新たなる価値観に転換し、既存の常識をぶち破る光を見出す ため、われらは立ち上がらんとす。

 戦争とは資源の争奪である。
 貧富の差は貨幣の力が生み出すものである。
 肉体を蝕むのは皆が欲望を求めるからである。
 地球環境が人類を襲うのは目先にこだわるからである。
 自由が与えられないのは政府が民を支配するからである。

 すべての社会問題は一つの要因によってなされている。すべての社会問題は個々個別の原 因を持つのではない。すべては資本主義に原因がある。社会民主主義であろうと共産主義で あろうとすべては資本から物事を考えている。

 今日まで、多くの政党が、多くの企業が、多くの官僚が、多くの市民が解決できないのは お金によって彼らが支配されてしまっているからである。われわれはお金によって生きてい るのではない。自然によって生かされている。

 山川草木と融合してきた日本人の、東洋人の魂を呼び戻し、新たなる文明を築かなければ 人類は滅亡してしまう。

 すべての悪の原因は経済制度にあり。
 すべての人々は食糧によって生かされている。
 すべての人々はエネルギーによって生かされている。
 すべての人々は居住する権利を有する。

 誰もが食糧、エネルギー、住宅、医療が無償で供給されれば、殺しあうことはない。貧富 の差が生じることもない。自らの命や肉体を傷つけることもない。
 そのために必要なのは政府の力でもなく、貨幣の力でもない。平和党はこの無理難題に挑 戦する。その解答をわれわれは持っている。資本主義も社会主義も人類永遠普遍の原理では ない。大きな政府も小さな政府も不滅の原理ではない。

 「できないこと」「不可能なこと」として、既存の常識人が諦めてきたことを、平和党は できること、可能なことにする。
 われら平和党は、当初は少数派である。その考えが受け入れられないのは、世界的価値観 の大転換時には、当然のことであり、誇りを持つべきである。歴史はそうしたことを繰り返 している。われら平和党が提示する政治理念と政策がなされなければならない時代が近づく とき、うねりとなって動き出す。
 危機的状況は、日を追うごとに増している。その日のために平和党は政権獲得を成す。


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